Rolling

高村 夢叶 / 澁谷 麻美

縦型動画アプリ『タテドラ』で12/23配信開始!!

INTRODUCTION

生まれてきてよかったと、心から思える人は、どれくらいいるのだろう。

誰かの期待や制度の中で、望まれずに生まれた命がある。
名前を与えられなかった命もある。
“家族”という言葉の外側で、今日も生きている人たちがいる。

このドラマは、そんな人たちの尊厳を描く物語です。

血のつながりや正しさではなく、
ふと誰かと交わることで生まれる、目に見えない絆
それは家族とは呼べないかもしれない。
けれど確かに、人を生かしていく力になる。

きれいと汚れ。正しさと罪。その境界は、いつも曖昧だ。

痛みとやさしさが入り混じる瞬間を通して、「自分には関係ない」と思っていた世界が、
ふと、心の中に入り込んでくる。

Story

夜間清掃員として街を漂うように生きる、41歳の女・遠藤美咲。
彼女は20年前、誰にも頼れない状況の中で生まれた我が子を、コインランドリーに置き去りにした過去を抱えたまま、同じような夜を繰り返している。

一方、家出を繰り返し、売春や窃盗でその日を凌ぐ20歳の少女・立花凪沙。
彼女は「生きるため」に代理出産を選び、他人の子を産んだばかりだった。
しかし命を差し出した先で得たのは、感謝ではなく、契約と金、そして「もう二度と関わるな」という冷たい線引きだった。

深夜のコインランドリー。
洗濯機の回転音に包まれたその場所で、二人は偶然出会う。
過去に子を「捨てた女」と、今まさに子を「手放した女」。
年齢も境遇も違う二人だが、社会の外側で生きるという点だけは、奇妙なほど重なっていた。


追われる凪沙を、衝動的に車に乗せたことをきっかけに、美咲は彼女を自分の部屋に迎え入れる。
血のつながりも、正当性もないまま始まった共同生活は、やがて「疑似家族」のような関係へと変化していく。

しかし、美咲の過去は洗濯機の幻影として蘇り、凪沙は産後の痛みと喪失感に苛まれていく。
二人が向き合わざるを得なくなるのは、「母であること」「産むこと」「捨てること」、そして――
生まれてきてよかったと思える人生とは何か、という問いだった。

これは、血縁でも制度でも守られなかった者たちが、偶然の出会いによって、もう一度「生き直そう」とする物語。

名前を失くした者たちが、再び自分の人生を取り戻すまでの、不器用で、可笑しくて、切実な再生のドラマである。

Cast

主演

Starring

  • 高村 夢叶

    高村 夢叶

  • 澁谷 麻美

    澁谷 麻美

出演

Co-starring

  • 谷口 誠

    谷口 誠

  • 山口 知紗

    山口 知紗

  • 西口 泰央

    西口 泰央

  • 杉山 俊介

    杉山 俊介

  • 河野 通晃

    河野 通晃

Staff

制作陣

  • 監督

    井川 敢太 (NOREN)

  • 脚本

    伊藤 希紗

  • プロデューサー

    杉本 直樹 (NOREN)

    鈴木徹 (88INC.)

  • 制作プロダクション

    株式会社NOREN
  • 制作・著作

    株式会社ロボット

Follow